遮熱対策の実験

玄関廊下の遮熱断熱対策が終わったので、次は玄関扉の両袖と欄間(凹凸ガラス+アルミ枠)の遮熱断熱対策です。

 

ガラス越しに入って来る屋内側の日射対策にはどんな方法が効果的でしょうか?

興味が湧くので遮熱断熱の実験をしてみました。

 

実験方法

 電気ストーブの前に実験用の遮熱断熱材料を置き、材料の後側からサーモカメラで温度分布を比較する。

 温度が低い方が遮熱断熱効果が高い材料になります。

 

 材料は上側から

 ・断熱材(スタイロフォーム30mm厚)

 ・断熱材(スタイロフォーム30mm厚)の片面にアルミ箔Aを貼る

 ・アルミ箔A

 ・アルミ箔B

 ・アルミ蒸着マット(1mm厚)

 

実験結果

 サーモカメラの温度分布から遮熱断熱効果は以下の順番になりました。

 

 1.断熱材の片面にアルミ箔Aを貼る

 2.アルミ箔A、アルミ箔B

 3.アルミ蒸着マット(1mm厚)

 4.断熱材(スタイロフォーム30mm厚)

 

・遮熱は厚い断熱材(スタイロフォーム)よりも薄いアルミ箔1枚の方が効果が高い

  断熱材は熱伝導には効果があるが、熱反射率は低く放射熱には効果が少ないため

・アルミ箔の後側であれば断熱材(スタイロフォーム)の効果は有る

・遮熱はアルミ蒸着よりもアルミ箔の方が効果が高い

  熱反射率はアルミ箔の方が高いため

 

実験結果を基に玄関内側の遮熱断熱方法を決めました。

・スタイロフォームの片面にアルミ箔を貼り、凹凸ガラスとアルミ枠から浮かして覆う。

・スタイロフォームはヒノキ羽目板で覆い見栄えを良くする。

 

玄関廊下の遮熱断熱対策で使ったヒノキ羽目板の製造会社から、ヒノキ羽目板の端材60枚を格安で購入したので、コストパフォーマンスが高い遮熱断熱対策が出来そうです。