梅雨入り前に晴天が続きそうなので、大峰山系の八経ヶ岳を登ってきました。
行者環トンネル西側登山口は道路崩壊で通行止めになっているので、普段あまり利用されていない東側登山口を午前5時過ぎに出発しました。
西側登山口登山道との合流点までは迷わない様にテーピングされていましたが、通行止めになってから登山者があちこちさまよっている様で複数の踏み跡が出来ていました。
でも合流点からは尾根沿いの新緑の中を、整備された登山道を進みます。
出発前に先行者を一人見かけましたが、頂上近くの弥山小屋までは登りの登山者は見かけず、先行者もハイスピードで登っているようです。
約2時間で日本庭園の様な場所に建つ弥山小屋に到着。
ここにはテント場も有り、まるで庭園の中に居るような感覚が味わえそうです。
直ぐ近くに弥山山頂が有り、若い頃の皇太子登頂の記念碑が建っていました。
写真を撮っていると大きな鹿が現れ、逃げる様に去っていきました。
続いて八経ヶ岳へ向かいます。
途中にはコケの上を通る登山道が有り、根だけになったコケが可哀想でしたが、クッションの上を歩かせてもらう様な優しい感覚でした。
出発から2時間半で今日の目的地、近畿地方最高峰の八経ヶ岳山頂に到着。
今日の下界は30度を超える暑さになりそうですが、山頂は気持ち良いそよ風が吹いています。
誰も居ない静かな山頂で、行動食を食べながら360度奥深い紀伊半島の山々を見渡すと、数年前に登った大台ヶ原も直ぐ近くに見えました。
下山の途中に久しぶりの登山で足にまめが出来て、登りと同じ時間をかけてゆっくり下りました。
下山時には登山者が沢山登ってきました。さすが百名山です。