第75回富士登山競走の頂上コースを走って歩いてきました。

 

昨夜の雷雨も止み天気は快晴、スタート地点の富士吉田市役所の周辺をアップしていると、ゴールの富士山頂上が見えてきました。

 

山頂までは距離約20K、標高差約3000m、ゴールは遥か彼方です。

5合目(距離15K、標高差1500m)制限時間が2時間15分に短縮されてから毎年5合目より先に進めていないので、今年は馬返しまでのロード区間をスピードアップし、5合目までの登山道区間は道幅も狭くなるので周りのペースに合わせて登る計画です。

今年はスタート時の整列グループが細分化されたことにより、スタート地点を通過した時からのネットタイムが採用されるので、最後尾Eグループの最後尾からスタートすることにしました。

最後尾から抜いていく方がモチべーションも上がります!

 

コロナ過の影響で開会式の最後に選手全員で元気よく行う「エイエイオー」も声無しになりましたが、コロナ過の中でこの大会を開催してくれた事に選手全員で拍手で感謝しました。

AM7:00スタート。

 

コロナ過でも沢山の人が応援してくれる商店街を過ぎ、富士浅間神社境内から中野茶屋まで真っすぐに登る2車線の広い道路を進みます。道路の両側は樹海でコースは日陰になるので、予定通りここからペースアップし前のランナーを抜いていきます。

 

傾斜は徐々にきつくなりますが馬返し手前の急坂も歩くことも無く走り続けて馬返し(距離10.8K、標高差680m)に到着。

ここまで例年より2~3分早めに到着しこの先の登山道区間に入りますが、登り始めて直ぐに両方の太ももの筋肉が今までに無い位疲労していることに気付きました。

これから先は狭い登山道なので周りのペースに合わせていく計画でしたが、徐々に遅れ始め後ろのランナー達に迷惑が掛かるので左側をマイペースで進みます。

暫くすると太ももが攣りそうな感じもしてくるので、コムレケアを服薬してさらにペースを落とします。

 

4合目付近で富士登山競走で最多の10回も優勝している還暦の鉄人ランナ芹沢さんが、元気よく周りの人達を励ましながら追い越していき、次第に声が遠くになっていきました。

芹沢さんは今年還暦を迎え、今回で40回になる富士登山競走を最後に引退するそうです。

 

5合目チェックポイントの最後の坂だけはダッシュすることが出来ました。

結果は2時間27分27秒、呼吸と心拍数には余裕が有りましたが、太ももが疲労で攣りそうになり苦しい結果に終わりました。

 

71、72回大会(73、74回は中止)の結果で来年76回頂上コースのエントリー資格は確保出来そうですが、私もそろそろ富士登山競争からの引退が近づいているようです。