雨飾山

例年10月中旬が紅葉の見頃になる百名山の雨飾山を、台風19号が来る前の快晴の日を狙って登ってきました。

雨飾山は長野県と新潟県の県境に有り、標高は1963m、標高差は約800m、コースタイムは3時間15分です。


人気のある雨飾山は早朝には登山口の駐車場は一杯になるので、前日の9日から車中泊することにしました。
夕方に駐車場に着くと平日にもかかわらず既に10台位の車が停まっていて、皆考えていることは同じようでした。
翌朝5時ちょっと過ぎに登山口をスタートする時には駐車場は一杯になっており、やはり前泊が正解でした。

ヘッドランプを点けて沢沿いの湿地を進むと登山道は2日前の雨でぬかるんで水溜りも有り、滑らないように気を付けます。
湿地を抜け左側の斜面を急登し始める頃に夜が明け、大きなブナの森を通過して荒管沢に到着。
布団菱の岩峰に朝日が当たり、空に突き抜けるように立っていました。

山頂直下の荒々しい岸壁を見ながら急登を登ると、稜線の笹平に到着。

ここからは辺り一面クマザサの中を頂上を目指して進みます。

快晴の空の下、雨飾山の北峰に今日一番乗りで到着。

登山口から2時間10分でした。

山頂からは360度の眺望が広がり、目の前には日本海も見渡せました。

今シーズンは紅葉が遅れているようで、楽しみにしていた紅葉はこれから本番といったところでしたが、頂上からは北アルプスの白馬、唐松、五龍、鹿島槍の素晴らしい展望を楽しむことが出来ました。

 

昔子供達を連れて行った栂池高原スキー場もすぐ近くに見え、積雪で高速道路が通行止めになり一晩かけてやっと栂池に到着した懐かし思い出がよみがえりました。

下山後の帰り道、雨飾荘近くの自然に囲まれた源泉掛け流し無料露天風呂で汗を流しました。


この無料露天風呂の脱衣所から露天風呂への移動は、道路と女性露天風呂の小屋から丸見えなので要注意でした!