恵那山

静岡県の花粉シーズンもほぼ終わり、山の天気も良さそうなので残雪の恵那山を登ってきました。

 

林道ゲート手前の駐車場に車を置き、落石に注意しながら荒れた林道を進みます。

目指す尾根の新緑間近の樹木と、快晴の空とのコントラストがとても綺麗です。

林道を降り、川に架けられた丸太橋を渡った所が登山口です。

急登の斜面を登っていくと、ちらほら残雪が出始め凍った場所も有り注意しながら進みます。

尾根沿いの最初のピークを過ぎると残雪も多くなりましたが、春の歩きやすい雪なのでアイゼンは不要です。

所々に雪庇も残り、あまり端に寄らない様に進みます。

 

暫く進むと腰を下ろして休憩中の人が、どこかで見たことが有る?人でした。

話しかけると、やはり昔所属していた山の会の会長Sさんでした。

私が退会してから実に34年ぶりの再会でした。

Sさんは他の山の会を創設されたのは知っていましたが、2年前までは冬山も登っていたそうで、歳とともに寒さがこたえ足も弱くなってきたと言ってました。

8000m峰のヒマラヤ遠征されたSさんも歳にはかなわない様ですが、70歳近くになっても現役で山に登り続ける姿は見習いたいと思います。

頂上に到着し、写真撮影。

見晴台に登ってみましたが、樹木に囲まれ展望は今一でしたので300m先にある本当の頂上へ進みます。

 

本当の頂上直下には避難小屋が有り、蒔きストーブも用意されていて非常時には快適に泊まれそうでした。

こちらの頂上の展望も今一でしたが、遠く御嶽山や南アルプスが見渡せました。

 

春の日差しの中のんびり行動食を食べながらSさんの到着を待っていましたが、どうやらSさんは手前の頂上で下山されたようです。

林道沿いにはふきのとうも顔を出し、新緑間近の山でした。