大山

米子自動車道の蒜山ICから先が朝6時まで工事通行止め(予定通り)だったので、蒜山高原SAで仮眠しましたが、外気温はー1℃まで下がりシュラフとダウンジャケットを持ってきて助かりました。

 

通行止めが解除されて徐々に夜が明け始め、大山夏山道登山口へ向かう途中に、紅葉した大山が姿を現しました。

昨夜大山が初冠雪したニュースを聞き、紅葉と雪と青空を期待していましたが、残念ながら雪はあまり残っていないようです。

 

夏山登山口に一番近い駐車場に車を停め、7時少し前に登山開始。

頂上は寒そうなので、汗で冷えない様にスピードは控えめで登ります。

 

大山の標高は1709m、登山口からの標高差は950m、コースタイムは2時間30分です。

 

 

 

 

 

 

登山口から苔むした歴史を感じさせる石垣、しっかり整備された階段状の登山道が続き、古くから信仰の山であることが感じ取れます。

 

紅葉したブナ林の中の木段を登り、視界が開けた場所に出ると昨日の初冠雪の雪が大山北壁にわずかに残っていました。

急な土留の木段を登り6合目避難小屋を過ぎると展望が一気に開け、大山寺の集落が眼下に見え大きな鐘の音がゴーーンと鳴り響いていました。

 

やがて頂上台地になり周りの展望を楽しみながら登ると頂上に到着、登山口から1時間40分でした。

天気は快晴ですが、冷たい風が来ない場所を探して眼下に広がる米子、弓の形をした弓ヶ浜、境港、宍道湖の遠望を眺めながら行動食(アンパン)をいただきます。

蒜山高原方面には、小さな雲海も浮かんでいました。

 

初冠雪の期待していた雪はほとんど無く、木道の下に僅かに残っている程度でした。

下山は5合目の分岐を元谷ルートに下りました。

上部の紅葉は終わり頃でしたが、元谷から眺める大山北壁は荒々しくて圧巻でした。

 

 

下山後は大山寺近くの豪円湯院で汗を流し、頂上から見えた弓ヶ浜→境港→出雲を目指しました。

 

弓ヶ浜からの大山。

稜線が日本海まで続き、なかなか良い形をしています。