石鎚山

梅雨入り間近ですが天気が良さそうな日が続きそうなので、四国の百名山2座を登ってきました。

 

初日は西日本最高点で信仰登山で有名な鎖場がある石鎚山です。

石鎚登山ロープウェイの始発に乗り標高1300mの成就駅から登山開始です。

 

7月1日の山開き前ですが、始発に乗った登山者は10人位でザイルを持った若いクライマーも一人居ました。

先行して登りますが途中でこのクライマーに追い越されて、夜明峠に到着。

山頂は雲の中ですが、山頂に着けばガスの中にそびえ立つ天狗岳が見えそうで期待が膨らみます。

山頂近くになると次々に3本の鎖場が現れます。

33mの一ノ鎖は無難に通過しましたが、次の65mの二ノ鎖は斜度が増し高度感も有り緊張します。

途中に女性二人組が行き詰まっていたので、足の置き方を説明しながら登り方を実演しましたが、下を見ると手こづっているようです。

(写真に赤い帽子が見えます)

 

ちょっと心配ですが、次の68mの三ノ鎖に進みます。

二ノ鎖よりさらに高度感が増し、空中に浮いた鎖を登る様な所もありアスレチックをしている気分になります。

 

下を見ると緊張するので下を見ないで登り続けると、石鎚山頂の上社に出て鎖場が終わりました。

 

今まで私が経験した鎖場では一番スリリングな鎖場でした!

頂上に着いたので休憩したいところですが、続いて直ぐ隣にそびえ立つ天狗岳へ向かいます。

 

北面は切れ落ちたナイフリッジになっていて、北面をのぞくと鎖場以上の高度感があります。

ナイフリッジで先行者が岩にへばりつきながら進んでいるので、先に行かせてもらいました。

先行者の様に岩に近づき過ぎると、身の回り(足を置くスタンスや手で掴むホールド等)が見えなくなります。

岩場を通過する時は、岩との距離を適度にとりながら三点支持で進むのが基本です!

 

ガスの中の天狗岳の頂上に到着。

 

残念ながら頂上からの展望はあまりありませんでしたが、少し前に居た石鎚山が見えました。

下山は鎖場の迂回路を使うと、ほとんどの人が迂回路を使って登ってきました。

 

ロープウェイの中で、郵便配達を請け負っている人がホラ貝を持っていました。

話しを聴くと成就社では年に1回ホラ貝の認定制度が有り、この方も認定されているそうです。

ロープウェイを降りてから、お願いして辺りに一面に響くホラ貝3段の腕前を聞かせてもらいました。

 

直ぐ近くの温泉に入浴して次の目的地剣山へ向かいます。